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help リーダーに追加 RSS <<私はテーマの代わりに「ルール」を設定することにした。>>

<<   作成日時 : 2006/06/16 16:50   >>

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<< 小説を書くとき、私は登場人物とそれらの人間関係、そして場を決めたら、あとはテーマなど考えずに書き出す。>>
<< <…略…> 私はテーマの代わりに「ルール」を設定することにした。>>
   (「書きあぐねている人のための小説入門」P.63、P.64)

 
 テーマを決めずにルールで小説を書けるのか、
  というより、
 そんな小説でいいのか、
  というツッコミが入りそうだが、

  <<<「テーマ」のようなものを事前に設定してしまったら、作品の持つ自在な(融通無碍な)運動を妨げることになってしまう。>>(「書きあぐねている人のための小説入門」P.61…「無碍」には「むげ」のルビ)
  <<<…略…> 「テーマ」という枠の設定は、作品としての仕上げには便利ではあっても、書き手の思考や感受性や記憶の発露に制限を加えてしまうという点で、大きなマイナスになる。>>(「書きあぐねている人のための小説入門」P.63)

 ということらしい。


 「作者自身の中にある、あらゆるテーマが、その小説のテーマになり得る(どういうテーマになるのかは展開次第ということ)」
 とか、
 「小説の展開の中で、作者自身も気づいていなかった新たなテーマが出現する」
 とか、
 そういう可能性を前提とすれば、筆者の考え方も理解できる。

 でも逆に、とりあえずテーマを決めて小説を書き始めたけれど、
 結果として、
 テーマが変わってしまったとか、
 増えてしまったとか、
 そういうことでもよいのではないかと思う。(とくに初心者には)

 ところで、小説にとって、「テーマ」というのは不可欠のものなのだろうか。(作家自身がテーマを自覚していなくても、読者がそれぞれの受け取り方で勝手に感じ取れれば、それでよいもの?)




 *「書きあぐねている人のための小説入門」(著者:保坂 和志、発行所:株式会社 草思社)」:上記の「<< >>」内は、「2003年11月28日付発行・第5刷」からの引用です。


 <<<H5/C:2006.06.16>>>

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